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クラウドファンディング クラウドファンディングコラム

クラウドファンディングサイトの比較!サイトごとの仕組みや費用・料金等

「クラウドファンディングサイトの種類が多くて違いがわかりにくい。サイトごとの仕組みとか手数料とかが知りたい」という思いに応えるための記事になっています。

クラウドファンディングが日本で注目を集めはじめてから、まだ10年ほどですが、クラウドファンディングのプラットフォームサイトは数多くあります。それぞれのサイトに応じて、仕組みや利用者の特徴、かかる手数料、サービスなどが異なっているのです。これからクラウドファンディングをはじめようとしている方は、どのサイトを使うのか迷ってしまうでしょう。

クラウドファンディングでは、事業を立ち上げて資金を集めたい人を起案者、その事業に資金提供して支援したい人を支援者もしくは投資家と言います。本記事では、起案者と支援者の両者におすすめのサイトを紹介します。

クラウドファンディングとは

クラウドファンディングとは、個人や企業などの起案者が実現させたい事業にかかる費用を、インターネット上で不特定多数の投資家や支援者から集める仕組みのことをいいます。クラウドファンディングの「クラウド」は日本語で「群衆」、「ファンディング」は日本語で「資金調達」を意味する造語です。

銀行や企業からの出資などの従来の資金調達方法との大きな違いは、インターネットの活用にあります。これまで募金にしろ融資にしろ、起案者と支援者が直接会って、資金調達の手続きをしなければなりませんでした。すると、情報を届けられる相手や場所、時間に限りがあったのです。しかしインターネットによって場所や時間、情報を届けられる人の数に制限がなくなりました。

以上のように従来の資金調達に替わる、新たな資金調達方法として注目を集めています。

クラウドファンディングの仕組み

クラウドファンディングの仕組みは、いたってシンプルです。起案者がインターネット上にあるクラウドファンディングサイトに事業情報と目標金額を公開して、事業を応援したい支援者がサイトを介して資金提供することになっています。つまり情報と資金はサイトを運営するクラウドファンディング事業者に集められ、それぞれ起案者と支援者に届けられることになるのです。

起案者が行うのは自分の実現したい事業の計画を練って、資金調達のための事業に関する情報発信。支援者は、クラウドファンディングサイトから気になった事業を探して資金提供をします。事業によっては金銭や商品、サービスとしてリターンを得らますよ。クラウドファンディング事業者は、サイトに掲載する事業を選択して、ときに起案者が資金調達しやすいようにサポートします。

クラウドファンディングの種類

クラウドファンディングの種類には、次の7つがあります。

  1. 寄付型クラウドファンディング
  2. 購入型クラウドファンディング
  3. ふるさと納税型クラウドファンディング
  4. 株式投資型クラウドファンディング
  5. ファンド型クラウドファンディング
  6. 融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)
  7. 不動産投資型クラウドファンディング

それぞれの概要と利用するメリット・デメリットを確認していきましょう。

種類①:寄付型クラウドファンディング

寄付型クラウドファンディングとは、クラウドファンディングサイトに掲載されている事業に、見返りのない寄付として支援者が資金提供するサービスになります。事業には従来の資金調達がむずかしい、慈善事業やニッチな分野のものが多くあります。たとえば、障害者のためのバリアフリーや難病治療の研究、動物愛護のための動物保護活動、環境汚染を解決するための技術開発などです。

寄付であるため、支援者はリターンを受け取れません。ただ事業が成功したら社会貢献した満足感が得られますよ。他にも、起案者からのお礼や事業の進捗状況の報告などがあって、精神的な満足感を得られる可能性は大きいです。

寄付型クラウドファンディングのメリット・デメリット

寄付型クラウドファンディングのメリット・デメリットを起案者と支援者に分けて簡潔に紹介します。

起案者のメリット・デメリットは次のようになります。

【メリット】

  1. 資金調達のハードルが下がる
  2. 自己資金がなくても事業をはじめられる
  3. リターンを用意しなくていい
  4. 宣伝効果が得られる

【デメリット】

  1. 目標金額が集まるとは限らない
  2. 調達資金に手数料や税金がかかる
  3. サイトに掲載したプロジェクトは消せない

支援者にメリットは、次のようになります。

【メリット】

  • 社会貢献になる
  • 寄附金控除が利用できる

【デメリット】

  • リターンがない
  • 一度した支援を取り下げられない

寄附金控除とは所得税控除の一つで、年間の所得から寄付した金額から2000円を引いた額を控除できます。たとえば、年間の所得が300万円だったとして、10万円の寄付をしたとします。すると10万円から2000円を引いた9.8万円が所得300万円から控除できるのです。そうすることで、所得税の課税金額を少なくできますよ。

種類②:購入型クラウドファンディング

購入型クラウドファンディングとは、起案者が支援者の資金提供の見返りとして商品やサービスなどを準備するクラウドファンディングのことです。リターンとなる商品やサービスはあらかじめ決められていて、サイトに掲載されています。そのため支援者は、プロジェクト内容だけでなく、掲載されている商品やサービスからほしいものを選ぶように支援できますよ。以上のように、商品やサービスを購入するように支援することから、購入型クラウドファンディングと呼ばれているのです。

購入型クラウドファンディングに掲載されているプロジェクトは多様で、たとえば次のようなジャンルのものがあります。

  • 家電
  • 美術展
  • ファッション
  • グルメ
  • スポーツクラブ・イベント
  • 日用品
  • 動物愛護
  • 被災地支援

もらえるリターンはプロジェクトごとに決められています。上記のさまざまなジャンルから生み出された商品やサービスがリターンとしてもらるのです。プロジェクトで開発された商品やサービスは、まだ世に出回っていないものなので世間に先んじて商品やサービスを体験できますよ。自分のほしい商品やサービスがないか、クラウドファンディングサイトで確認してみてください。

購入型クラウドファンディングのメリット・デメリット

それでは、購入型クラウドファンディングのメリット・デメリットを見ていきましょう。ここでも、起案者と支援者に分けて紹介します。

まず起案者のメリット・デメリットから確認していきましょう。

【メリット】

  • 自己資金がなくてもプロジェクトを始められる
  • 実現のむずかしいプロジェクトでも資金調達できる
  • 宣伝効果が期待できる
  • リターンを金銭的なもの以外で設定できる

【デメリット】

  • 調達資金から手数料を支払わなければならない
  • 目標金額を達成できないことがある
  • 一度掲載されたプロジェクトは消せない
  • リターンが金銭的や体力的負担になる。

リターンを設定できるのは、支援者を募るための訴求ポイントになるといったメリットがあります。その一方でリターンを支援者に渡すには住所を把握して、商品を準備し、間違えないように送るなどの手間とコストがかかります。事業者の負担が大きくなることもあるので、募集する前にある程度の想定が必要です。

支援者のメリット・デメリットは次のようになります。

【メリット】

  • ユニークなリターンをもらえる
  • 社会貢献できる

【デメリット】

  • リターンがもらえないか変わることがある
  • 提供資金は取り下げられない

支援者は支援した事業からうまれた商品やサービスを、世間に先駆けて体験できるなどのメリットあります。ただし、資金調達がうまく行くかどうかわかりません。さらに資金調達がうまくいっても、事業が成功しないこともあります。すると、もらえるはずだったリターンが受け取れなくなる恐れもあるのです。

種類③:ふるさと納税型クラウドファンディング

ふるさと納税型クラウドファンディングは、全国の自治体が地域課題解決や地域活性化のためのプロジェクトを立ち上げて、支援者は好きなプロジェクトに資金提供することでふるさと納税の仕組みが使えるクラウドファンディングです。資金提供は寄付として行われますが、支援先の自治体から特産品などのリターンは受け取れるので、購入型クラウドファンディングに似ていてる仕組みといえるでしょう。寄付金はその年の所得から差し引いて所得税・住民税の節税にもなりますよ。

ふるさと納税型クラウドファンディングでもらえるリターンは、各自治体にちなんだ特産品がメインですが、イベントのチケットなどその種類は多岐に渡っています。具体的には、次のようなものがあります。

  • お肉
  • 魚介類
  • 野菜
  • 果物
  • 調味料(醤油やお酢など)
  • 酒類
  • デザート
  • スポーツイベントのチケット
  • 旅行券

ゆかりがない地域でも、ほしい商品やサービスで支援先を決めるのでも問題ありません。めったに手に入れられないものもあるので、ぜひ確認してみてください。

ふるさと納税型クラウドファンディングのメリット・デメリット

では、ふるさと納税型クラウドファンディングのメリット・デメリットを起案者と支援者に分けて確認していきましょう。

起案者のメリット・デメリットをまとめます。

【メリット】

  • 地域課題解決に着手できる
  • 地域の活性化につながる
  • 歳入が増える

人口が減少していて、産業として注目されていな自治体の問題は資金力があまりなくて地域課題の解決になかなか乗り出せないことです。しかしふるさと納税型クラウドファンディングなら、不特定多数の人から、資金調達できる可能性があります。うまく資金調達できれば、これまで着手できなかった社会課題解決のための事業に取り組めるようになるでしょう。

クラウドファンディングは、インターネットで情報を伝えるので、ときに拡散力を発揮して予想よりも多くの人に情報を届けられることもあるのです。クラウドファンディングへのプロジェクトの掲載自体が、自治体のPR活動になります。その結果として、地域活性化にもなりますよね。

【デメリット】

  • 資金が集まらない恐れがある
  • リターンの負担がかかる

一方でもちろん、資金がうまく集まらない恐れもあります。支援者を引きつけて、情報を拡散するには相応の時間と努力が欠かせません。事業の一環としてクラウドファンディングでの資金調達に取り組むことになるでしょう。

またリターンは、不特定多数の人に送らなければならなくなります。そのため、もちろんリターンを準備し送るのに時間や手間、コストがかかります。そのコストと手間は、自治体の職員で行うので、通常業務以外の負担が増えるのは避けられません。

支援者のメリット・デメリットは次のようになります。

【メリット】

  • 自分の好きな地域を応援できる
  • ユニークな返礼品がもらえる
  • 寄附金控除が使える
  • 周りの人に宣伝することで支援者を増やせる

【デメリット】

  • リターンがもらえないか変わることがある
  • 提供資金は取り下げられない

ふるさと納税型クラウドファンディングの支援者のメリットには、リターンの豊富さもありますが、何よりの魅力は好きな地域を支援できることでしょう。自分の故郷や友人・知人のいる地域、もしくは旅行などで訪れた思い出の場所など、自分の気持ちと結びつきの強い地域を応援できるのです。

またクラウドファンディングの情報は、支援者が拡散することもできます。したがって、自分が応援したい自治体をSNSなどを通じて全面的にバックアップするのもおすすめです。ぜひ、積極的に支援してみてください。

支援をすれば、ふるさと納税の仕組みが使えて節税や魅力的な特産品も付いてきますよ。

種類④:株式投資型クラウドファンディング

本章の株式投資型クラウドファンディング以下で紹介するクラウドファンディングは、投資型クラウドファンディングと言われてるものになります。

株式投資型クラウドファンディングとは、投資先の企業から未公開株式を受け取る代わりに、投資家が未上場企業に投資として資金提供する仕組みのクラウドファンディングです。株式を受け取れるので、保有している株式の量に応じて投資家は、企業に対して経営判断に対する具申ができるようになります。以上のように、株式に投資するように資金提供するので、株式投資型クラウドファンディングといいます。

株式投資型クラウドファンディングはのリターンは、すべて金銭的なものになります。投資先企業の業績に応じた分配金や、企業が証券取引所に上場したした時やM&Aで買収されたときの売却益が受け取れるのです。未上場企業が上場したり、買収されたりしたときに生まれる利益は大きくなるので、投資家にもかなりのリターンが期待できるでしょう。

株式投資型クラウドファンディングのメリット・デメリット

株式投資型クラウドファンディングのデメリット・デメリットを紹介します。投資先が企業になるので、ここでは企業と投資家の双方のメリット・デメリットをみていきましょう。

まずは、企業のメリット・デメリットです。

【メリット】

  • 未上場でも株式から資金調達できる
  • 資金調達のハードルが低い

もともと企業は、上場しなければ自由に株式を売買できません。しかし、株式投資型クラウドファンディングを活用することで、株式を通して資金調達できるようになりました。また、クラウドファンディングは銀行からの融資のように、1つの金融機関からの資金提供ではなく、不特定多数の投資家から資金調達できるので資金調達のハードルが低くなっていますよ。

【デメリット】

  • 資金がうまく集まらない恐れがある
  • 投資家への分配金のため常に収益を上げ続けなければならない

他のクラウドファンディングと同じように、必ずしも資金調達がうまくいくわけではありません。また資金調達できても、業績を上げなければクラウドファンディング事業者や投資家からの信頼を落としかねません。また分配金として利益も提供品しなければならないのです。そのため、利益をへのプレッシャーが増す可能性が大きいでしょう。

次に投資家のメリット・デメリットです。

【メリット】

  • 自分だけではむずかしい投資ができる
  • 少額から投資できる
  • 大きなリターンが期待できる
  • 株主になって企業の成長を見守れる

個人投資家は、簡単に未上場企業への投資ができません。しかし株式投資型クラウドファンディングを活用すれば、投資して株式を受け取れます。その株式から期待できるリターンは、大手企業への投資よりも大きくなることもあるのです。しかも投資額は1万円からとなっているクラウドファンディング事業者もたくさんあって、少額投資ができます。

【デメリット】

  • 投資先企業が上場するまで株式を売却できない
  • 資金提供の上限は1年間で50万円
  • 日本国内での利用実績がとぼしい

ただしデメリットとして、受け取った株式は投資先企業が上場するまで自由に売ることができません。企業が必ずしも上場できるとは限りませんし、できたとして多くの時間がかかる恐れもあります。そのため、余裕資金での投資がおすすめです。株式は上場して売却できれば多くの利益が期待できるものの、そもそも売却できない可能性もあるので、ハイリスク・ハイリターンの投資といえるでしょう。

また投資資金は1年間で50万円までと法律で決められています。どんなに投資したくても、50万円以上はできないことはあらかじめ把握しておいてください。

種類⑤:ファンド型クラウドファンディング

ファンド型クラウドファンディングとは、企業が行なっている事業に不特定多数の投資家から集めた資金を投資する仕組みのクラウドファンディングです。ファンド型クラウドファンディングは、通常の資金調達方法では調達しにくい社会課題を解決するための事業が多く、次のようなジャンルの事業があります。

  • 途上国のインフラ整備
  • 最先端テクノロジーの研究・開発
  • SDGs事業
  • 環境改善事業

高い技術力や課題意識で、事業を展開していることが多く、魅力的な投資先がたくさんあります。

ファンド型クラウドファンディングでもらえるリターンは、企業の事業成果に応じた分配金です。さらに事業によっては、その事業で生まれた商品やサービスがリターンとして受け取れることがあります。

ファンド型クラウドファンディングのメリット・デメリット

それでは、ファンド型クラウドファンディングのメリット・デメリットを確認していきましょう。

まずは企業から見ていきます。

【メリット】

  • 資金調達のハードルを下げられる
  • 独自のリターンを設定できる

他のクラウドファンディングと同じように、資金調達のハードルは下がっていますね。また投資型クラウドファンディングでは唯一、事業から生まれた商品やサービスをリターンに設定できます。そのようなリターンを積極的に宣伝して、投資家の関心を引ければ、より一層の資金調達ができる可能性があります。

【デメリット】

  • 目標金額が調達できない
  • 資金調達までの時間が読めない
  • 手数料やリターンが負担となる
  • 事業成果を求められ続ける

ファンド型クラウドファンディングも、資金調達が必ずできるとは限りません。またファンド型クラウドファンディングを利用するのには、クラウドファンディング事業者に手数料を支払わなければなりません。またリターンを用意するなら、準備と送付に手間とコストはかかるはずです。

投資家のメリット・デメリットは、次のようになりますね。

【メリット】

  • 社会貢献になる
  • 1人ではむずかしい投資ができる
  • リターンの種類が多く利益も大きい
  • 少額からはじめられる

ファンド型クラウドファンディングには、社会課題を解決することを目的とした社会的価値の高い事業を行なっている企業の情報が多数掲載されています。国連が定めた開発目標である「持続可能な開発(SDGs)」への取り組み姿勢を、掲載の指標にしているクラウドファンディングサイトがあるほどです。そのため、ファンド型クラウドファンディングで資金提供すれば、社会貢献の当事者になれるのです。

資金提供は1万円からできて、高利回りのリターンが期待できます。10%以上のリターンを得られることもありますよ。その上新たに開発された商品やサービスを受け取れることもあるのです。

 

【デメリット】

  • 元本割れするリスクがある
  • リターンがないことがある
  • 流動性が低い

ただし。他の投資型クラウドファンディングと同じように資金提供しても事業の業績が悪ければ資金が返ってこなかったり元本割れしたりする恐れがあります。ファンド型クラウドファンディングもハイリスク・ハイリターンの投資手法と言えるでしょう。

さらに投資資金は、キャンセルしてすぐには手元に戻せません。すぐには使う予定のない余裕資金での投資をおすすめします。

種類⑥:融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)

融資型クラウドファンディングは、不特定多数の投資家から小口の投資金を募り、その資金から企業に融資するクラウドファンディングです。投資家は、サイトに掲載されている企業やファンドを選んでクラウドファンディング事業者に資金を支払い、クラウドファンディング事業者が企業に融資するといった仕組みになっています。

資金提供の形態が融資であるため、投資家はリターンとして利息と元本を受け取れますよ。利率は基本的にあらかじめ決められていますが、融資先企業の業績によっては期待するほどのリターンが得られないこともあります。期待できる年率の目安としては2〜8%程度でしょう。リターンを受け取るタイミングは、サイトによって異なりますが、毎月1回であることが多いようです。

融資型クラウドファンディングのメリット・デメリット

融資型クラウドファンディングのメリット・デメリットを企業と投資家の両者から確認していきましょう。

まずは企業のメリット・デメリットです。

【メリット】

  • 資金調達のハードルを下げられる
  • 株主を集める必要がない
  • 商品やサービスなどの見返りを準備する必要はない

【デメリット】

  • 目標金額が調達できない
  • 資金調達までの時間が読めない
  • 事業成果を求められ続ける
  • 高い金利を支払う必要がある

次に投資家のメリット・デメリットを紹介します。

【メリット】

  • 自分1人では実現しなかった投資ができる
  • 社会貢献にもつながる
  • 高利回りのリターンが期待できる
  • 1万円という少額から投資できる

【デメリット】

  • 貸し倒れする恐れがある
  • 早期償還や償還遅延となる恐れがある
  • 投資期間中に現金に戻せない

投資家は自分一人では実現できそうにない企業への資金提供が実現できます。たとえば、次のような投資先がありますよ。

  • 発展途上国の開発支援
  • 農業開発支援
  • 教育事業
  • 太陽光発電事業
  • 不動産ディベロッパー支援
  • 環境問題解決事業

融資先企業は中小企業がほとんどで、投資家の提供資金がなければ事業が立ち行かなくなることも多いです。そのため投資家は自分の資金提供が直接企業や社会の役にたったという実感を持ちやすいでしょう。また投資家が受け取れる利率は高く設定される傾向にあります。

ただし、リターンの利率が高いというのは、企業が資金を調達するのにかかるコストも高いことになるのです。企業がクラウドファンディング事業者に支払う利息は年率15%くらいが目安となっているようです。一方の銀行融資は年率3%くらいが多く、融資型クラウドファンディングは資金調達のしやすさでは優れていますが、コストが気になりますね。

種類⑦:不動産投資型クラウドファンディング

不動産投資型クラウドファンディングとは、不特定多数の投資家から小口の資金を募り、その資金を活用して不動産の購入や運用をするサービスとなります。投資対象となる不動産には、次のようなものがあります。

  • 投資用マンション
  • アパート
  • 住宅物件
  • 商業施設
  • 公共施設

不動産投資型クラウドファンディングが日本で普及するまでは、不動産取引は店舗や窓口などで販売者と顧客は直接行わなければなりませんでした。しかし法改正によってインターネットでの不動産取引が可能となり、不動産投資型くるアドファンディングが普及するにいたったのです。

不動産投資型クラウドファンディングでは、クラウドファンディング事業者が投資家から資金を集め、直接不動産投資を行います。投資家が得られるリターンは賃貸によって得た収益(インカムゲイン)や売却によってあげた利益(キャピタルゲイン)からの分配金がメインとなっていまよ。

不動産投資型クラウドファンディングの投資家のメリット・デメリット

不動産投資型クラウドファンディングを活用することによる投資家のメリット・デメリットを紹介します。

【メリット】

  • 不動産投資がネットから手軽にできる
  • 1万円の少額から不動産投資できる
  • 成果によっては大きなリターンを期待できる

【デメリット】

  • 元本は保証されていない
  • リターンが少なくなったりもらえなくなったりする恐れがある
  • 現金化しにくい(流動性が低い)

不動産投資型クラウドファンディングでは、一度投資すると自由に現金に戻せません。また大きなリターンが期待できる反面、損失のリスクも高いためすぐに必要とならない余裕資金での投資がおすすめです。

寄付型クラウドファンディングのおすすめサイト・プラットフォーム

それでは、寄付型クラウドファンディングから順番に、おすすめサイトやプラットフォームを紹介していきます。

ここで紹介するのは、次の2つのサイトです。

  • Readyfor Charity
  • Good Morning by CAMPFIRE

それぞれのサイトの特徴や仕組み、手数料などについて解説していきます。

Readyfor Charity

「Readyfor Charity」は国内最大規模を誇る「Readyfor」という、購入型クラウドファンディングサイトの寄付型クラウドファンディングに特化したサイトです。クラウドファンディングサイトを、国内の他のサイトに先駆けて開設しているため、起案者と支援者ともに多くの利用者がいるのが特徴です。起案者への無料相談サポートがあり、手厚いサポート体制も魅力です。

仕組みとしては、いわゆる寄付型クラウドファンディングの仕組みとなっていて、支援者が応援したいプロジェクトに寄付金として資金提供します。その資金は、確定申告時に課税対象からはずせます。

資金調達するときの手数料は、調達資金の12%と17%の2種類から選べます。手数料が高いのは、サポート体制の充実度に応じて異なっており、もちろん手数料が高いとその分サポートが充実していることになりますよ。

Good Morning by CAMPFIRE

「Good Morning by CAMPFIRE」は、社会問題に取り組むプロジェクトに重点を置いている寄付型クラウドファンディングプラットフォーム。「Good Morning by CAMPFIRE」も「CAMPFIRE」という国内で最大級の購入型クラウドファンディングプラットフォームから、2019年に分社化したサイトで、お笑い芸人のキングコング西野さんが利用していることで有名です。

その知名度から、寄付型クラウドファンディングを利用している多くの方が、「Good Morning by CAMPFIRE」を必ずチェックしていますよ。仕組みは、通常の寄付型クラウドファンディングとかわりありません。

資金調達に必要な手数料は、14%です。寄付型クラウドファンディングの中では、安くなっています。

購入型クラウドファンディングのおすすめサイト・プラットフォーム

購入型クラウドファンディングは、日本国内で最も認知度と利用者が多いクラウドファンディングです。そのため、クラウドファンディングサイトやプラットフォームがとても充実していますよ。その中でも高い知名度とサービスの良さに定評がある次の3つのサイトを紹介します。

  • Readyfor
  • CAMPFIRE
  • GREEN FUNDING by T-SITE

それでは、詳しいサイトの説明に移りましょう。

Readyfor

「Readyfor」は寄付型クラウドファンディングのおすすめサイトの項目でもお伝えたしたように国内最大級の規模を誇る購入型クラウドファンディングサイトで、2011年の開設と運用歴が長く、高い実績のあるサイトです。起案者に対する充実したサポートが特徴です。

支援者は、好みのプロジェクトやリターンを選んで資金提供を行います。リターンとして提供される商品やサービスに、値段が記載されており、その値段が支援金額となるのです。多くのプロジェクトでは、さまざまな商品・サービスの種類や価格を用意しているので、自分ができる範囲での資金提供をしましょう。

手数料は、寄付型クラウドファンディングと同じように、サポート体制の充実度に応じて12%と17%の2種類があります。

CAMPFIRE

「CAMPFIRE」も寄付型クラウドファンディングのおすすめサイトの項目でお伝えしたように、高い知名度と実績を誇るサイトです。特徴的なのが、サイトに掲載されているプロジェクトの多様さです。たとえば、次のようなものがあります。

  • 美術・アート
  • 遺伝子研究
  • 動物愛護
  • 食料品
  • ファッション
  • 途上国の開発支援
  • 農業
  • IT商品開発
  • アーティストのライブ
  • 障害者向けのバリアフリー

以上のようなプロジェクトを個人やクリエイター、NPO法人、大学、自治体などが手がけています。累計プロジェクト件数は、4.1万件におよび、利用者はまだまだ増えていますよ。

手数料は17%と割高です。ただし高い手数料を支払ってもいいほど、サイトの知名度が高く、プロジェクトの拡散力があります。現在は、コロナの影響を受けた事業者に、手数料が0%になるプログラムを実施しているようです。

GREEN FUNDING by T-SITE

「GREEN FUNDING by T-SITE」は、TSUTAYAを経営しているCCC(カルチュア・コンビニエンス・クラブ)が運営する購入型クラウドファンディングサイトです。「Readyfor」や「CAMPFIRE」とは特徴の異なるサイトで、TSUTAYAらしくCDやDVD、ガジェットをメインとしたクラウドファンディングを運営しています。

最新テクノロジーを搭載した、ガジェットに興味がある方には打って付けのサイトですよ。またIT商品の開発に力を入れている起案者も、「GREEN FUNDING by T-SITE」の利用を検討してみてください。

手数料は20%と、少々高めになっています。とはいえ、高い手数料になるのは、クラウドファンディングに慣れていなくて、サポート体制を充実させたいときで、クラウドファンディングに慣れてきた方には13%のプランもあります。

ふるさと納税型型クラウドファンディングのおすすめサイト・プラットフォーム

ふるさと納税型クラウドファンディングは、寄付型や購入型に比べると利用者は少なく、認知度も高くありません。そのため、まだまだ認知度をあげている取り組みの途中と言えるでしょう。ただし、ふるさと納税型クラウドファンディングの、支援者へのリーチのしやすさから、自治体の利用が徐々に増え、それに伴い支援者からの注目も高まってきています。

そのようなふるさと納税型クラウドファンディングの、注目サイトは次の2種類です。

  • CAMPFIREふるさと納税
  • ふるさとチョイス

CAMPFIREふるさと納税

国内での最も知名度のある購入型クラウドファンディングサイトの「CAMPFIRE」が運営するふるさと納税に特化したサイトが「CAMPFIREふるさと納税」です。全国から多くの自治体のプロジェクトが起案されていて、自分の好きな地域を応援できますよ。支援者は、好きな地域は掲載されているリターンの商品・サービスをえらんで、資金提供します。

またワンストップ制度の利用が便利です。ワンストップ特例制度とは、支援者は確定申告なしで寄付金の節税効果を得られる制度。支援者は資金提供してリターンを受け取ったあとに自治体から送られてくる「ワンストップ特例申請書」を自治体に送り返せば手続きが完了します。

自治体が資金調達する際の手数料については、サイトに記載されていません。

ふるさとチョイス

「ふるさとチョイス」は、1,788の自治体が利用しているふるさと納税型クラウドファンディングで、特に利用者の多いサイトです。提携している自治体の特産品数は22万点にも及んでいます。支援するプロジェクトは、次の3つの手段から探せます。

  • お礼の品
  • 自治体
  • 資金の使い道

お礼の品は、たくさんの種類があるため好きな商品を購入するように支援できるのが魅力です。また資金の使い道に共感できるプロジェクトがあれば、心から支援したくなるでしょう。

自治体が資金調調達する際の手数料は、プロジェクト内容によって異なるようです。

株式投資型クラウドファンディングのおすすめサイト・プラットフォーム

株式投資型クラウドファンディングは、欧米では盛んに利用されているものの、そもそもの投資文化が根付いていない日本では認知されておらず利用者も少ない傾向にあります。そのことは、株式投資型に限らず、投資型クラウドファンディング全体に言えることです。とはいえ、欧米に目を向けると、投資家と企業の両者ともに、高い実績をあげているのも事実です。

FUNDINNO

株式投資型クラウドファンディングサイトで、日本国内において高い実績をあげているのは、「FUNDINNO」です。累計成約額は約36億円にも登っています。仕組みは次のようになっています。

  1. 「FUNDINNO」が投資家にファンドへの投資を呼びかける
  2. 投資家から集まった資金を企業に払い込む
  3. 企業は投資した投資家を株主登録する

企業は、多くの投資家に企業の情報を届けられるので、認知度を高められます。また投資家も通常なら利息不足で投資できないようなベンチャーや中小企業に投資できるという魅力がありますよ。支援者は、最少1万円から投資できます。

企業は、発行した株式の20%の手数料を支払わなければなりません。また支払いから1年後に、企業情報開示やサポート機能利用をしたときに毎月5万円の手数料を支払います。

ファンド型クラウドファンディングのおすすめサイト・プラットフォーム

ファンド型クラウドファンディングも、株式投資型クラウドファンディングと同様、日本での普及はまだまだ進んでいません。とはいえ、創業間もない企業などの新たな資金調達手段として、利用者が増えていきます。

ファンド型クラウドファンディングのおすすめサイトやプラットフォームは次の2つです。

  • セキュリテ
  • Sony Bank GATE

セキュリテ

「セキュリテ」は、日本国内でも早期にファンド型クラウドファンディングを開始した、ファンド型クラウドファンディングサイトです。最大の特徴は、資金調達をしている企業が森林保全や貧困問題の解決、地域復興など、社会課題の解決に重点をおいた事業を展開しているのがほとんどであることです。「セキュリテ」が、サイトに掲載する企業を審査する基準の1つに、「持続可能な開発目標(SDGs) 」を設定しているのが、社会課題解決への意欲を感じさせます。

プロジェクトの掲載には、メールやヒアリングといった「セキュリテ」とのコミュニケーションを取る必要があります。

仕組みとしては、「セキュリテ」が資金調達したい企業のファンドを立ち上げ、その企業に資金調達してくれる投資家を集い、企業に資金を払います。投資家は、企業の業績に応じて分配金を受け取れるようになっているのです。

企業から投資家への分配金が、調達資金の5〜8%ほどとなっています。

Sony Bank GATE

「Sony Bank GATE」は、ソニー銀行が新しくサービスを開始したファンド型クラウドファンディングサイトです。サービス開始は2019年からとなっています。サイトに掲載されている企業は、とてもユニークなものが多く、次のような事業展開しているところがあります。

  • アニメ
  • 漫画
  • 温泉
  • グルメ
  • スポーツ

先ほど紹介した「セキュリテ」とは、毛色が違っていて、投資家も楽しく自分好みのファンドを選べるのではないでしょうか。

資金調達には、5%の手数料がかかります。

融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)のおすすめサイト・プラットフォーム

融資型クラウドファンディングは、投資型クラウドファンディングの中で最もソーシャルレンシングとして、一般に認知度の高いクラウドファンディングです。そのため、サービスが充実しているサイトが多数あります。なかでも知名度と実績のある、次の3サイトを紹介します。

  • CAMPFIRE Owners
  • SBIソーシャルレンディング
  • Crowd Bank

それぞれ解説していきます。

CAMPFIRE Owners

「CAMPFIRE Owners」は、国内最大級の購入型クラウドファンディングサイトである「CAMPFIRE」が運営する融資型クラウドファンディングサイトとなります。2019年のサービス開始以来、実績と利用者を伸ばしつつあります。

何よりの特徴は、ファンドの多様性と利回りの高さです。ファンドにはたとえば、次のようなものがあります。

  • 途上国の農業支援
  • 飲食店経営
  • 土地活用
  • コスメブランド
  • 障害者技術育成
  • 環境事業

また利回りは1.5〜8%と、通常の投資に比べて高い利益が期待できるでしょう。

仕組みは「CAMPFIRE Owners」がサイトに掲載されている企業へ投資したい投資家から資金を集めて、資金調達したい企業に融資するようになっています。投資金額は、1万円からです。

投資家からは、投資による手数料を徴収していません。借りてである企業は8%の手数料となっています。

SBIソーシャルレンディング

SBIホールディングスが運営する融資型クラウドファンディングプラットフォームが「SBIソーシャルレンディング」です。SBIホールディングスの知名度の高さが手伝って、累積利用者が5.5万人を突破、融資実績は460億円まで拡大しています。

1万円から投資できます。また利回りは、2.5〜10.0%の期待でき、基本的に毎月分配です。手数料は、投資家の利回り程度を支払わなければならないでしょう。

Crowd Bank

「Crowd Bank」は、「待つだけ資産運用」というキャッチフレーズで、CMや広告で投資家としてのサイトへの登録者を精力的に増やしている融資型クラウドファンディングサイトです。サイトで、気になるファンドに投資して、あとは待つだけで利益を得られる、投資初心者でもカンタン投資ができることを強く訴求しているのが特徴です。

強みは、元本回収率が100%であることです。つまり、「Crowd Bank」で企業に投資した投資家は誰ひとりとして貸し倒れしていません。決して損をしないわけではありませんが、元本回収率100%の実績は投資家がサイトを利用するのに、心強いものになるでしょう。

企業が「Crowd Bank」で資金調達するには、数%の手数料が必要です。

不動産投資型クラウドファンディングのおすすめサイト・プラットフォーム

不動産投資型クラウドファンディングは、新たな不動産投資手法として、今とても注目を集めているクラウドファンディングです。ここでは、特におすすめの不動産投資型クラウドファンディングサイトを紹介します。

CREAL

「CREAL」は、他の不動産投資型クラウドファンディングサイトに差し置いて、運用資産残高が最多となっています。また累計調達額は50億円と、とても高い実績のある不動産投資型クラウドファンディングサイトです。

投資先の不動産の種類が豊富で、次のようなものがあります。

  • ホテル
  • 公共施設
  • 保育施設
  • 区分マンション
  • 一棟マンション

投資先の分散で、損するリスクを減らせるでしょう。

「CREAL」に掲載されている不動産のファンドに投資をし、その集まった資金で不動産運用をするのが仕組みです。

投資家の負担する手数料は、入出金時の手数料になります。口座開設やサイトへの登録に手数料はかかりません。

まとめ

一言でクラウドファンディングと言っても、その種類は多岐に渡ります。

また、各クラウドファンディングには、いくつものサイトやプラットフォームがあってどのサイト・プラットフォームがいいのかなかなか判断できないはずです。

そこで今回、おすすめのサイトを紹介させていただきました。もしどのサイトを使うか迷ったときは、また本記事を振り返っていただければ幸いです。

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