実店舗がある銀行や証券会社の口座を解約したい場合、店舗に出向いて手続きをしたり、書類を作成して送付したりする必要がありますよね。では、店舗が存在せずオンラインのみで取引するFX口座はどのように解約するのでしょうか。気になっている方も多いことでしょう。
そこでこの記事では、日本のFX会社の中では老舗で口座数も多い「FXブロードネット」の解約方法についてお伝えしていきます。
目次
この3つについてお伝えしますので、ぜひ参考になさってください。
FXブロードネットを解約する際に準備すべきもの
FXブロードネットを解約する際に準備すべきものは特にありませんし、書類を書く必要もありません。
ただし、保有ポジションがある場合は決済しておく必要があります。
メイン画面の「ポジション一覧」で現在持っているポジションを確認することができるので、ここにポジションが表示されている方はあらかじめ決済取引をしておいてください。
すべてのポジションを決済し、下記のように「ポジションを保持していません。」という表示が出ていれば準備完了です。
また、解約の際にお客様番号とコース名が必要になりますので確認しておきましょう。これらはメイン画面で確認することができます。下記の赤く囲まれた部分にお客様番号が、青で囲まれた部分にコース名が記されています。
FXブロードネットを解約する手順
FXブロードネットの口座解約手順は以下の通り。
- 口座内の資金を全額出金する
- 解約のメールを送る
- FXブロードネットから解約完了のメールが届く
たったこれだけで解約できますから、全く難しいことはありません。順を追って説明していきましょう。
1.口座内の資金を全額出金する
解約する前に、口座内の資産を全額出金し0にしておく必要があります。メイン画面の「入出金サービス」から出金手続きが可能です。
「入出金サービス」の画面を開いたら「出金依頼登録」ボタンをクリックしてください。
すると、下記のような画面になります。出金可能額の欄の「全額出金」にチェックを入れることで、口座の資産を0にすることができます。チェックを入れ「登録確認」をクリックしましょう。
下記の画面になれば、出金手続きは完了です。営業日の17時までに出金手続きをした場合、原則翌営業日に登録した銀行口座に振り込まれます。なお、17時を過ぎた場合は翌々営業日となります。
振込手数料はFXブロードネットが負担するため無料です。
出金が完了し銀行口座に全額振り込まれたことを確認したら、次のステップに進みましょう。
2.解約のメールを送る
口座の資金を全額出金したら、以下の内容でFXブロードネットに解約メールを送ってください。メールアドレスは必ず、FXブロードネットに登録してあるものを使用しましょう。
<送付先メールアドレス>
support@fxbroadnet.com
<件名>
解約依頼
<本文>
- お客様番号
- 名前
- コース名
- 解約理由(①FXブロードネットへの不満がある ②FX取引や投資をやめた ③その他 から選択、もしくは自由に記述)
※解約理由に関しては必須ではありませんが、できれば具体的に記載しておくとよいでしょう。
3.FXブロードネットから解約完了のメールが届く
解約手続きが終わったら、FXブロードネットより解約完了の旨を伝えるメールが届きますので確認してください。
これにて、解約手続きは完了です。とっても簡単ですよね。ただし、解約にあたっていくつか注意しておきたい点があります。解約する前に、次の章を確認してください。
FXブロードネット解約時の注意点
FXブロードネットの解約にあたって、以下の場合には気を付けていただきたいことがあります。
注意ポイント
- 確定申告で書類を提出する必要がある場合
- 遺族が解約手続きを行わなければならない場合
詳しくみていきましょう。
1.確定申告等で書類を提出する必要がある場合
FXブロードネットで口座を完全に解約してしまうとログインができなくなるため、確定申告等に必要な書類を自分でダウンロードすることができなくなってしまいます。もし、口座解約をした後に確定申告用の書類が必要であれば、専用のお問い合わせフォームもしくは電話にてFXブロードネットへお問い合わせください。急ぎの場合は、電話にて問い合わせたほうが良いでしょう。
<FXブロードネットへの問い合わせ電話番号(フリーダイヤル)>
0120-997-867
(受付時間)月~金の9:00~17:00
FXブロードネットに問い合わせをすれば書類を送付してもらえますが、事務手数料として1回の送付につき2,160円が必要となってしまいます。
そのため、確定申告等の手続きが完了するまでは、口座の解約をしないことをお勧めします。
口座解約の手続きをとらなくても、保有ポジションをすべて決済し、口座から資金を全額出金するところまでやっておけば、口座が勝手に動くことはありません。
もちろん、口座維持費などもかからないため安心してくださいね。
2.遺族が解約手続きを行わなければならない場合
基本的に、解約手続きは口座名義人本人が行わねばなりません。
ただし、口座名義人が亡くなった場合、遺族が手続きを行う必要があります。口座に残された資産は相続人に相続されることとなります。
遺族が解約手続きをする場合、FXブロードネットへ電話にて問い合わせてください。電話番号は、先ほどお伝えした確定申告用の書類を取り寄せる際の番号と同じです。なお、FXブロードネットに口座名義人が亡くなった旨を連絡した時点で、口座にログインすることはできなくなります。
<FXブロードネットへの問い合わせ電話番号(フリーダイヤル)>
0120-997-867
(受付時間)月~金の9:00~17:00
本人が口座解約をする場合には書類は不要でしたが、遺族が手続きをする場合、口座残高の状況によって相続関連の書類を提出する必要が出てきます。電話での指示に従って手続きを進めてください。
終わりに
この記事では、FXブロードネットの解約方法について説明してきました。解約の際に必要な書類は特にありません。解約したい旨を書いたメールを送るのみで解約できるので、簡単ですよね。
ただし、口座名義人が亡くなり遺族が手続きをしなければならない場合は相続手続きとなりますので、状況によっては書類が必要になることもあります。
また、確定申告等で使う書類が必要となる場合は、口座を解約してしまうと取り寄せに費用がかかってしまいます。確定申告を終えるまでは口座を解約しない方がいい、ということも覚えておいてください。
この記事を読んで、FXブロードネットの解約に関する疑問が少しでも解消されていれば幸いです。