ひまわり証券は、FXのパイオニアとして20年以上、FX取引サービスを続けている老舗でユーザーからの信頼度が高い証券会社です。
「ループ・イフダン」という自動売買システムを取り入れていたり、1,000通貨から取引できる特徴があるため、初心者の方にも向いているでしょう。
しかし、FX取引を始めてみたいと考えても、どれぐらいのお金が必要なのかわかりにくいですよね。FX取引でお金を増やしたいのの、損失を出した時に自分の生活に影響を与えない程度は余裕を持って行いたいのが実情です。
実は、FX取引を始めるときに必要なお金は、FX会社それぞれが定めたロットやルールなどによって異なります。そのため、よく調べずに口座を開設しても、「こんなにお金が必要だとは思わなかった」と思っていしまう人も少なくありません。
そこでこの記事では、FX取引には欠かせない「ロット」や「通貨」、「最低証拠金」についてわかりやすく解説します。
この記事を読めば、ひまわり証券で取引を始めるのに必要な知識が手に入るので、ぜひ参考にしてみてください。
疑問
- ひまわり証券の最大・最小ロットは何通貨なの?
- 取引のときの最低証拠金がいくら必要なのかも知りたい。
- そもそもロットや通貨、最低証拠金ってなに?
このような疑問にお答えします。
記事の内容
- 通貨やロット(Lot)の基礎知識
- ひまわり証券の最大ロット・最小ロット
- ひまわり証券の最低証拠金はいくら?
通貨やロット(Lot)の基礎知識
FX取引を始める場合、基礎知識として「通貨」や「ロットや」という知識は必要不可欠になります。
取引を行う上で、最も重要なお金に直接関係することなので、しっかりと確認していきます。
通貨とは
FX取引における通貨はFXで売買するお金を数える際に使われ、1通貨、10通貨、100通貨などと数えていきます。
一般的には1,000通貨や10,000通貨ごとに取引を行うことが多いです。
1通貨の値段は、為替ごとに変わります。例えば1ドル=100円を想定して、日本円の場合は「100円=1通貨」、米ドルの場合は「1ドル=1通貨」数えます。1ドル=100円のとき、1,000通貨で米ドル/円の取引を行う場合は、100円×1,000となり、必要な資金は10万円となります。
このようにFX取引に必要な資金は通貨をどれくらい扱うかによって変わります。
ロット(Lot)とは
ロットとは、1回の取引での通貨の数量を表す単位を示します。
1ロットの通貨数量はFX会社によって変わり、1ロット=1,000通貨の会社もあれば、1ロット=10,000通貨の会社もあります。
仮に1ロット=1,000通貨と決めているFX会社の場合、先程の1ドル=100円の条件で、1ロットは日本円で、10万円となります。
FX取引ではこのロットを使用して取引を行います。
なぜロットを使うのか
FX取引を行う場合にロットを使う目的は、桁数を少なくして計算を楽にすることです。日本円を計算するときでも、桁が増えると数え間違えを防ぐために、単位を(千円)などで表して桁数を少なく表示します。
FX取引では人によって変わりますが、100万通貨ぐらいの取引を行うこともあります。この時に毎回、1,000,000通貨と打ち込んでいたら、入力ミスをしたり時間がかかりすぎてしまうこともあります。
そのような計算ミスや煩わしさを取り除くために、通貨ではなくロットが使われます。
最低取引単位が1ロットというわけではない
1ロット=10,000通貨と定められているFX会社があるとします。この場合は、1ロット=10,000通過だからといって、FX取引が行える最低取引単位が10,000通貨=100万円になるわけではありません。
もちろん会社によっては、1ロットが最低取引単位になることもありますが、全部のFX会社がそうしているわけではなく、0.1ロット(上記の場合だと1,000通貨)から取引を行えいることもあります。
ロットはあくまでも取引を行う時に使用する通貨の単位なので、1ロット=最低取引単位ではないということを覚えておきましょう。
最低取引単位は、FX会社によって定められていますので、口座を開設する前にホームページなどで確認しましょう。特に初心者の方は、最低取引単位が低いFX会社を選んで少額で取引を始めることをおすすめします。
ひまわり証券の最大ロット・最小ロット
通貨やロットの基本的な知識について解説していきました。ここではひまわり証券のロットについて詳しく見ていきます。
ひまわり証券ではロットの定義をしていないため、「通貨」で数量を定めています。今回は一般的に使われている「1ロット=10,000通貨」に当てはめて、最大ロット・最小ロットについて確認していきます。
ひまわり証券の最大ロット
最大ロットとは、一度の取引で注文できる最大の通貨量のことを示しています。
ひまわり証券では1注文あたり500万通貨まで取引が可能です。
つまり1ロット=10,000通貨とした場合、ひまわり証券の最大ロットは500ロットとなります。これは他のFX会社と比較しても大きい方です。
ただし、最大ロットは1回の取引での上限なだけで、取引自体の限界値というわけではありませんので注意してください。
ひまわり証券の最小ロット
最小ロットとは、一度の取引を行う上で最小の取引量のことを指します。つまり、最低取引単位=最小ロットということになります。
ひまわり証券では、自分で取引を行う「裁定取引」と自動で売買をしてくれる「ループ・イフダン」どちらを使うかによって最小ロットが変わります。
まずは裁定取引の場合は
- 1ロット=10,000通貨(仮定)
- 最低取引単位=10,000通貨
- 最小ロット=1ロット
となっています。
次にループ・イフダンの場合は
- 1ロット=10,000通貨(仮定)
- 最低取引単位=1,000通貨
- 最小ロット=0.1ロット
となります。
最小ロットが小さくなればなるほど、少額でFX取引を行うことができます。「資金は少ないけど取引を行いたい」という方は、最小ロットが低いところ(1,000通貨)を基準にしておきましょう。
ひまわり証券で取引をするにはいくら必要?
FXの取引では、各FX会社が設定している最低取引単位の資金がなければ取引を行うことはできません。以下では、最低証拠金やレバレッジなどについて解説します。
最低取引単位分の資金があればトレードができるわけではありません。ここでは最低証拠金などの取引に必要な資金について解説します。
最低証拠金とは
FXの取引を行う場合、証拠金と呼ばれる金額をFX会社に預けておく必要があります。
これは取引に使用するためではなく、担保として預けなければなりません。
その中でも、取引額に比例して最低限必要な預託金のことを最低証拠金または必要証拠金と呼ばれています。
FX取引では、最大で資金の25倍もの取引が可能になるレバレッジというシステムが存在しています。
後ほど詳しく解説しますが、レバレッジを利用することで少ない資金でも大きな取引を行えるようになります。
利益が出た場合は、その分大きく稼ぐことができますが、損失が出た場合はその分負け分も大きくなるので、ハイリスクハイリターンな取引と言えます。
万が一、支払いができなくなるほど負けてしまったときに備えて、FX会社が預かる担保が最低証拠金(必要証拠金)となるのです。
レバレッジ
レバレッジ(leverage)とは、「てこ(lever)の原理」を意味している言葉です。少ない重さでもてこの原理を活用することで、重たいものを持ち上げることができるということを表しています。
これをFX取引に置き換えると、担保として預けた証拠金(少ない資金)でもレバレッジをかけることで何倍何十倍物資金(大きなお金)を動かすことができる仕組みとなるわけでです。
具体例を挙げると、10万円の資金がある場合は普通の場合10万円分の取引しかできません。これはレバレッジが1倍の状態です。しかしこのレバレッジの倍率を10倍にすることで、10万円×10倍で100万円の取引ができることになります。
このようにレバレッジを使用することを「レバレッジをかける」といいます。
ひまわり証券の最低証拠金
ひまわり証券の最低証拠金はいくらなのでしょうか?ひまわり証券でFX取引を行う場合、自分で取引を行う「裁定取引」と自動で売買をしてくれる「ループ・イフダン」どちらを使うかによって、最低証拠金は変わります。
「裁定取引」に必要な証拠金は、各通貨ペアのレートにより決定され、取引の4%相当となります。
1ドル=100円のときに、ひまわり証券の「裁定取引」の最低取引単位である1ロット(10,000通貨)の取引をした場合を考えてみましょう。
レバレッジを最大の25倍にしたときの最低証拠金は以下の計算式で算出します。
為替レート×取引通貨量×4%
100×10,000×0.04=40,000となり、ひまわり証券で「裁定取引」を行う場合、レバレッジが25倍のときの最低証拠金は40,000円となります。
「ループ・イフダン」を使用する場合に必要な証拠金は、取引の4%です。
先ほどと同様にに1ドル=100円のときに、ひまわり証券の「ループ・イフダン」の最低取引単位である0.1ロット(1,000通貨)の取引をした場合を考えてみましょう。
100×1,000×0.04=4,000となり、ひまわり証券で「ループ・イフダン」を使用する場合、レバレッジが25倍のときの最低証拠金は4,000円となります。
ロスカットに注意
ロスカットとは、FX会社が定めた損失金額で自動的に取引を終了させる(損ぎりを行う)ものです。
強制ロスカットとも呼ばれ、損失が大きくなりすぎてトレーダーの支払い能力を超えてしまうことを防ぐためにあります。
ひまわり証券のロスカットが発生する基準について紹介します。
- 口座状況に表示されている証拠金が、ロスカット値(取引証拠金)を下回った場合
- 口座維持率が100%を下回った場合
ひまわり証券では口座維持率もロスカットの対象となります。口座維持率=有効証拠金/取引証拠金×100で計算することができ、この値が100%を下回るとロスカットになります。
ひまわり証券のロット : まとめ
この記事では、ひまわり証券のロットと最低証拠金について解説しました。
簡単にまとめると、ひまわり証券のロットは以下の通りです。
まとめ
- 1ロット=10,000通貨とした場合
- 最大ロット=500ロット(500万通貨)
- 最小ロット=0.1ロット(1,000通貨)
- 最低証拠金(必要証拠金)は4,000円(1ドル=100円のとき)
※最低証拠金は為替レートや通貨のペアによって変わるので、詳しくはひまわり証券の公式サイトをご確認ください。
ロットや最低証拠金はFXの基本中の基本で、取引にかかるお金に直結する部分ですので、しっかりと理解しておくようにしましょう。
ひまわり証券では「ループ・イフダン」での取引であれば、1,000通貨単位から取引が可能で、他のFX会社と比べて取引に必要なお金が少額で済みます。「裁定取引」であれば10,000通貨から取引可能です。
これからFXを始めてみたい方は、ひまわり証券で口座を開設してみてはいかがでしょうか。