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FXの手数料やスプレッドは大体いくらくらい?確定申告時の計上は?

FXを始めるうえで手数料やスプレッドって気になりますよね。取引回数や取引数量が増えれば、手数料やスプレッドがコストとして重くのしかかってきます。

そこで、FX会社で取引をする際にかかる手数料やスプレッドをFX会社10社で比較してみました。入出金から取引までFX取引でかかる手数料を比較しているので、一連のコストの把握ができます。良かったら参考にしてください。

また、トレードスタイル別に、1年間でかかるスプレッドコストを計算しています。トレードスタイルがまだ決まっていない方や、コストをあまり考えていない方などに読んでいただけたらと思っています。どのくらいのコストがかかるのか、おおまかに把握できると思います。

さらに、確定申告時に手数料やスプレッドが経費計上出来のかについても解説しているので、参考にしていただければ幸いです。

FX取引において手数料はどのくらいかかるのか?

まず、以下の表をご覧ください。FX会社10社の手数料を徹底比較してみました。

 

SBI証券FX 楽天証券FX 外為どっとコム みんなのFX GMOクリック証券
取引手数料 FX取引無料 FX取引無料 FX取引無料 FX取引無料 FX取引無料
特殊注文 積立FX無料
銀行からの振込入金 振込手数料 振込手数料 振込手数料 振込手数料 振込手数料
即時入金 無料 無料 無料 無料 無料
出金手数料 無料 無料 無料 無料 無料
口座維持手数料 無料 無料 無料 無料 無料
外為オンライン インヴァスト証券 マネースクウェア アイネット証券 FXブロードネット
取引手数料 FX取引無料 マニュアル注文無料 FX取引無料 FX取引無料 FX取引無料
特殊注文 iサイクル2取引は新規および決済取引それぞれで、1,000通貨あたり20円 自動売買注文は1万通貨未満では片道20円、1万通貨以上10万通貨未満では片道10円、10万通貨以上50万通貨未満では片道5円、50万通貨以上では無料(1,000通貨あたり) トラリピ(自動売買)無料 ループイフダン(自動売買)無料 トラッキングトレード(自動売買)1万通貨あたり、新規取引200円、決済取引200円。1000通貨取引のブロードライトコースでは新規取引20円、決済取引20円。
銀行からの振込入金 振込手数料 振込手数料 振込手数料 振込手数料 振込手数料
即時入金 無料 無料 無料 無料 無料
出金手数料 無料 無料 無料 無料 無料
口座維持手数料 無料 無料 無料 無料 無料

FX取引をするにあたり、取引手数料はほどんどの会社で無料となっています。しかし、下段表のFX会社では、一部の特殊注文で取引手数料が必要です。

また、入出金手数料や口座維持手数料など取引以外の手数料も存在します。しかし、FX会社10社を見てわかるように、入金時に即時入金を使わない場合の振込手数料がかかるのみで、その他の手数料は基本的にかかりません。

FX取引を行う際に手数料が必要な会社

上記の表からもわかるように、取引手数料は基本的に無料ですが、自動売買を提供している会社では、新規取引、決済取引で手数料が取られます。

ですので、自動売買を考えている方は各FX会社の手数料を比較検討する必要があります。ここで、1つ注意しておきたいことは、自動売買取引の際に手数料が無料でも、スプレッドが広く設定されていれば、実質的な手数料となってしまうので注意してください。

このように、FX取引を行う上で、スプレッドは実質的な手数料と考えることができます。したがって、取引する際にスプレッドを考慮することは大切です。

では、次にスプレッドについて見ていきましょう。

実質的な手数料となるスプレッドに要注意

スプレッドは売値と買値の差額です。例えば、売値が106.275円で買値が106.277円のときに、瞬間的に買って売った場合、その差額分だけ資金が減ってしまいます。つまり、0.2銭差し引かれた金額しか手元に戻ってきません。

このように、取引と同時にスプレッドが資金から差し引かれるため、スプレッドは実質的な手数料と考えられています。1回の取引では小さな額ですが、数量をともない複数回繰り返すことで、大きな金額になってしまいます。

ですので、取引をする上で押えておかなければならないコストと言えるでしょう。

では、FX会社10社のスプレッドを見ていきましょう。

SBI証券FX 楽天証券FX 外為どっとコム みんなのFX GMOクリック証券 外為オンライン インヴァスト証券 マネースクウェア アイネット証券 FXブロードネット
米ドル/円 0.2銭 0.2銭 0.2銭 0.2銭 0.2銭 1銭 0.3銭 3銭 0.7~1.8銭 0.2銭
ユーロ/円 0.5銭 0.5銭 0.5銭 0.4銭 0.5銭 2銭 0.5銭 5銭 14.~2.0銭 0.5銭
ポンド/円 1.0銭 1.0銭 1.0銭 0.8銭 1.0銭 4銭 1.0銭 8銭 2.0~5.2銭 1.0銭
豪ドル/円 0.7銭 0.7銭 0.7銭 0.6銭 0.7銭 3銭 0.6銭 6銭 1.5~4.0銭 0.7銭
NZドル/円 1.2銭 3.9銭 1.2銭 1.0銭 1.2銭 6銭 1.7銭 7銭 2.0~5.5銭 1.3銭

上記の表からもわかる通り、自動売買を提供しているFX会社のスプレッドは広く設定されています。

自動売買を提供しているFX会社以外のFX会社で、スプレッドに若干の差はありますが、ほぼ同じと言ってもいいでしょう。メジャー通貨を取引するのであれば、スプレッド面からは、どこを選んでもあまり変わりません。

したがって、FX会社を選択する際には、ご自分がFX取引において、何を重視しているのかによって変わります。

例えば、FX会社の提供しているツールを重視しているのか、またはFX会社の備える信頼性を重視しているのか、もしくはFX会社の提供してくれる情報を重視しているのか、などによって選ぶ基準は変わってきます。

それと併せて、ご自分のトレードスタイルも考慮する必要があります。なぜなら、トレードスタイルによって取引回数と重視するポイントが変わってくるからです。例えば、スキャルピングトレードなら取引回数が多くなるので、スピーディーな取引が行えるような環境が必要になります。したがって、ツールを重視することになります。

今回はコスト面に注目しているので、コスト面に直接影響する取引回数に焦点を当てていきます。

そこで、トレードスタイルごとに1年間取引をした場合のスプレッドがどのくらいになるのかを把握していきます。次はスプレッドでかかる年間の金額を中心に見ていきましょう。

トレードスタイル別の年間スプレッドはいくら?

まず、トレードスタイルはスキャルピングトレード、デイトレード、スイングトレード、の3種類とします。

営業日は月20営業日なので、年間240営業日になります。想定する人物はサラリーマンで、帰宅後に取引を開始、取引時間は21~24時までの3時間程度。1日のトレード回数はスキャルピングトレードの場合、1時間に1回として3回。デイトレードの場合、1日1回。スイングトレードの場合、1週間に2回とします。

以上を考慮して1年間のトレード回数を計算すると、スキャルピングトレードでは720回、デイトレードでは240回、スイングトレードでは96回となります。なお、1回あたりのトレードはすべて1万通貨、取引通貨はドル円(スプレッド0.2銭)とします。

さらに、トレードスタイルごとに勝率、損益比のバランスを設定し、1回あたりの損益額を想定します。スキャルピングトレードの場合、勝率70%、利益と損失のバランスが1:1、1,000円の利益に対して1,000円の損失。

デイトレードの場合、勝率60%、利益と損失のバランスを1.5:1、4,500円の利益に対して3,000円の損失。

スイングトレードの場合、勝率50%、利益と損失のバランスを2:1、10,000円の利益に対して5,000円の損失。

以上のようなルール設定のもと取引を1年間行った場合、スプレッドコストは以下のようになります。

取引回数 スプレッドコスト 1回あたり利益 1回あたり損失 勝率 勝ち回数
スキャル 720 14,400 1,000 1,000 70% 504
デイ 240 4,800 4,500 3,000 60% 144
スイング 96 1,920 10,000 5,000 50% 48
利益額 負け回数 損失額 最終損益 手数料率
スキャル 504,000 216 216,000 288,000 5.00%
デイ 648,000 96 288,000 360,000 1.33%
スイング 480,000 48 240,000 240,000 0.80%

最終損益に対するスプレッドコストの割合を見てみると、スキャルピングトレードが一番大きくなります。スキャルピングトレードは短時間で稼げる反面、コスト面と拘束時間で考えるとスイングトレードよりも労力が多く必要になると考えられます。

以上からわかることは、取引回数を増やして小さな利益を稼ぐと、その分利益に占めるコストの割合が大きくなってしまうということです。

さらに、自動売買でも同様のことが言えるので、複数回の取引で小さな利益を稼いでいくようなストラテジ(自動売買の際にシステムが従うルール)では手数料の占める割合が大きくなってしまいます。ですので、利益額が小さいストラテジーで複数回取引を行うと、トータルでは勝ちにくくなることがわかります。

1回の取引では、時間軸を長くしてある程度の利益を狙うようなストラテジを使った方が、コスト面から考えると有利になります。

このように、最終損益に占めるコストの割合も考えてみることで、取引をしていく上でのヒントになると思います。

あくまで一例であり、このような傾向があるということです。しかし、頭の片隅に置いておくだけでも、トレード改善の際の1つの視として使えるのではないでしょうか。

コスト面をもう少し深堀していくと気になってくるのが税金です。利益が出た場合税金を支払わなければなりません。

税金を支払う際に、上述してきたコストは経費として計上できるのでしょうか。次は確定申告時の経費に関して見ていきましょう。

スプレッドは確定申告時に経費として計上できるのか?

まず、FXでは利益が出ていなければ、損失の繰越控除を利用する場合を除いて、確定申告の必要はありません。

一方で、利益が出た場合でも20万円以下では、確定申告の必要がありません。(会社員の場合、給与所得・退職所得以外の収入も合わせます。)

では、もし確定申告しなければならないほど利益を得ることができた場合、上述してきたスプレッドなどの手数料は経費として計上できるのでしょうか?

結論から言うとスプレッドは経費計上できません。なぜなら、スプレッドは取引の損益にすでに含まれているからです。

例えば、売値が106.275で買値が106.277であった場合に、瞬間的に買って売れば、その差額分だけ資金が減ってしまいます。106.277円で買ったのに、106.275円でしか売れないので、0.2銭差し引かれた金額しか手元に戻ってきません。

つまり、スプレッドはすでに損益に反映されているのです。確定申告時に0.2銭の損失をさらに計上してしまうと、損益から二重にスプレッドを差し引くことになってしまいます。ですので、スプレッドは経費として計上できません。

また、自動売買の手数料に関しても損益から差し引かれている場合は経費計上できませんが、損益から差し引かれていない場合は経費として計上できます。

その他の手数料として、入金時に振込手数料がかかった場合は、その振込手数料は経費として計上できます。手数料に関しては、損益からその手数料が差し引かれているのかどうかを基準に考えてみるとわかりやすいと思います

まとめ

以上、FX取引の際に必要な手数料、スプレッドを見てきました。FX取引において手数料はほとんどの場合で必要ありません。

しかし、実質的な手数料としてかかってくるのが、スプレッドです。1回1回の取引コストは少額ですが、取引数量や取引回数に応じて大きな額になってくるので注意が必要です。

これらの手数料が確定申告時に経費として認められる範囲のご紹介もしました。簡単に言えば、損益に反映されていない手数料は経費として計上できることになります。

この機会に税金も含め、ご自分の取引でスプレッドコストがどのくらいかかっているのかを把握してみると、トレード改善のヒントになるかもしれません。

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