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「上田ハーローFXは何種類のインジケーターを使えるの?」
「インジケーターってどういうときに使うの?」
そんな疑問にお答えします。
この記事の内容
- インジケーターとは?
- 上田ハーローFXで使えるトレンド系インジケーターは14種類
- 上田ハーローFXで使えるオシレーター系インジケーターは17種類
- 上田ハーローFXで使えるその他のテクニカル分析
- 上田ハーローFXでは使えない一般的なインジケーターは?
- 上田ハーローFXで使えるインジケーターのまとめ
上田ハーローFXは、32種類のインジケーターを使うことができます。取引システムでは、7つのインジケーターしか表示できません。そのため、会員限定ツールの「UHチャート」を使う必要があります。
UHチャートはブラウザ上で動作し、描画機能も備えた高機能チャートです。テクニカル分析用にUHチャートを表示し、取引システムは発注用に使用することになります。画面分割して表示すると見づらいので、別モニターなどで表示すると使いやすいでしょう。
今回は、上田ハーローFXのインジケーターについて詳しく解説していきます。
インジケーターとは?
FXで使われるインジケーターは、過去一定期間の相場から導き出された数値を視覚化したものです。将来の価格やトレンドを分析するのに役立ち、「買い」や「売り」の判断に使用します。
過去のデータから未来を予測するので、絶対に当たるというわけではありません。天気予報のように、はずれることがあります。過去にそうなる確率が高かったという判断材料の1つでしかないのです。
1つのインジケーターの確率だけでは、十分とはいえません。複数のインジケーターを活用し、判断材料を多くすることで、予想確率を高くすることが重要です。
インジケーターは何十種類もあるので、初心者のうちは何を使ったらいいのかわからないかもしれません。一般的によく使われているインジケーターについては、のちほど解説します。
インジケーターには「トレンド系」と「オシレーター系」の2種類があります。2種類のインジケーターの特徴について、詳しく見ていきましょう。
トレンド系インジケーター
トレンド系インジケーターは、上昇トレンドなのか下降トレンドなのかなど、相場のトレンドの方向性や勢いを判断する際に使います。
相場には、一定の流れや規則性があります。トレンド系インジケーターは、トレンドの転換を察知し、トレンドの流れに乗る順張りに向いているのが特徴です。
トレンド系インジケーターは、複数組み合わせてしまうと、線だらけになってしまい非常に見づらくなってしまいます。視覚的な分析に長けている特性上、見づらくならないように、使用するインジケーターを絞る必要があります。
オシレーター系インジケーター
オシレーター系インジケーターは、買われすぎているのか売られすぎているのかを判断する際に使います。
相場の動きに方向性がなく、一定の範囲を行ったり来たりしているような、レンジ相場で使われるのが一般的です。レンジ相場では、買われ過ぎたら下降し、売られ過ぎたら上昇する傾向にあります。そのため、オシレーター系は逆張りに向いています。
トレンドが発生すると機能しにくい面があるため、トレンド系とオシレーター系を相場の状況に応じて使い分けることが必要です。
上田ハーローFXで使えるトレンド系インジケーターは14種類
上田ハーローFXで使えるトレンド系のインジケーターは、以下の14種類です。
トレンド系インジケーター
- 移動平均線
- 指数平滑移動平均線
- 一目均衡表
- ボリンジャーバンド
- ピボットポイント
- 線形回帰分析
- ケルトナーチャネル
- 多重移動平均線
- エンベロープ
- パラボリック
- サポート&レジスタンス
- 回帰トレンド
- HLバンド
- 加重移動平均線
一般的には、「移動平均線」「指数平滑移動平均線」「一目均衡表」「ボリンジャーバンド」がよく使われます。
それでは、上田ハーローFXで使えるトレンド系インジケーターの代表的なものについて、詳しく解説していきます。
移動平均線
移動平均線は、最も一般的でよく使われるインジケーターです。過去一定期間の平均価格を結んだ線が移動平均線になります。「短期線」「中期線」「長期線」の移動平均線を、2~3本表示させて使用します。右肩下がりなら下降トレンドで、右肩上がりなら上昇トレンドと判断でき、トレンドの流れをつかみやすいのが特徴です。
上田ハーローFXの取引システムでは、「5日」「14日」「21日」の3本の移動平均線を表示することができますが、期間を自分で調整することはできません。「UHチャート」なら期間と本数を変更することが可能です。
トレンドの転換点の判断にも役立つので、売買シグナルとして活用することが可能です。長期線を短期線が下から上抜いたとき、ゴールデン・クロスとなり買いのシグナルになります。逆に長期線を短期線が上から下抜いたときは、デッド・クロスとなり、売りのシグナルになります。
指数平滑移動平均線(EMA)
指数平滑移動平均線は、通常の移動平均線よりも直近のデータを重視しているため、ダマシが少なくなります。単純な移動平均線と比較すると、相場変動に対する感応度は高く、トレンド転換などの変化を早く察知することが可能です。
一目均衡表
一目均衡表は、以下の5本の線から構成されています。
- 転換線
- 基準線
- 2本の先行スパン
- 遅行線
一目均衡表は、日本人が開発したテクニカル分析として有名です。構成している線が、実際の相場との位置関係によって、サポートとレジスタンスになります。
転換線が基準線を下から上抜け、相場の動きが転換線より上で推移している場合は、上昇を続ける可能性が高くなります。このとき転換線は、サポートラインとして活用することができるのです。逆のパターンの場合は、レジスタンスラインとして使います。
買いのシグナルとして活用する場合は、「転換線が基準線を上抜く」「遅行スパンがローソク足を上抜く」「ローソク足が雲を上抜く」の3つが判断基準としてあげられます。2~3つの条件がそろうと、強い買いのシグナルとなります。逆の条件がそろった場合は、強い売りのシグナルとなります。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、移動平均線と標準偏差で構成されています。価格の値動きのおおよその範囲がわかるテクニカル分析の技法です。
移動平均線から±1σ~±3σの上下に離れた2~3つの帯(バンド)で表示されます。σ(シグマ)は標準偏差のことで、「±1σは68%」「±2σは95%」「±3σは98%」の確率で、価格がバンドの範囲内に収まります。
順張りのエントリーサインとして使うのが一般的です。上昇もしくは下降トレンドが形成されると、バンドの幅が大きく広がります。特にバンドの幅が狭い時に広がり、ローソク足がバンドの上を推移する「バンドウォーク」の状態になると、トレンドが継続する可能性が高くなります。
状況によっては、逆張りのエントリーサインとして使うこともできます。±2σや±3σ付近というのは、相場が行き過ぎている状態です。特にレンジ相場では、行き過ぎたら戻るという値動きを繰り返すため、短期的なトレードで利益を狙うことができます。
ただし、開発者であるジョン・ボリンジャーは、逆張りを推奨していません。エントリーポイントから、そのままトレンドが形成されてしまう可能性があるので注意が必要です。
ピボットポイント
ピボットポイントは、前日の高値と安値と終値から、当日のサポートラインとレジスタンスラインを計算して表示してくれます。チャート上では、以下の7本の線で構成されています。
- HBop(サポート3)
- S2(サポート2)
- S1(サポート1)
- ピボットポイント
- R1(レジスタンス1)
- R2(レジスタンス2)
- LBop(レジスタンス3)
売買サインとしての使い方は、サポートラインに達したら買って、レジスタンスラインに達したら売ります。S1かS2で買った場合は、HBopを下抜けたら損切りのサインです。逆に、R1かR2で買った場合は、LBopを上抜けたら損切りします。
逆張りとして、HBopを下抜けかLBopを上抜けするポイントで、エントリーする方法もあります。
上田ハーローFXには「テクる」という独自の取引支援システムがあります。このシステムを使えば、ピボットポイントをもとに計算された「エントリー」「リミット」「ストップ」を、自動でセットして簡単に発注することができます。デモトレードでも使うことができるので、実際に試してみてはいかがでしょうか。
上田ハーローFXで使えるオシレーター系インジケーターは17種類
上田ハーローFXで使えるオシレーター系のインジケーターは、以下の17種類です。
オシレーター系インジケーター
- 移動平均/実線乖離率
- ストキャスティクス
- MACD
- RCI
- ワイルダーRSI
- ボリンジャーバンド%b
- DMI
- ROC
- DPO
- モメンタム
- CCI
- アルーン
- ATR
- UOS
- ウィリアムズ%R
- Aroon-Oscillator
- %価格オシレーター
一般的には、「移動平均/実線乖離率」「ストキャスティクス」「MACD」「RCI」がよく使われます。
それでは、上田ハーローFXで使えるオシレーター系インジケーターの代表的なものについて、詳しく解説していきます。
移動平均/実線乖離率
移動平均/実線乖離率は、移動平均線を基準に、価格がどのくらい離れているのかを表したものです。中央のゼロのラインから離れれば離れるほど、買われすぎか売られすぎになります。
中央のゼロのラインを下から上抜くと「買い」のサインで、上から下抜くと「売り」のサインになります。
ストキャスティクス
ストキャスティクスは「%K」と「%D」の2つの指標から、買われすぎか売られすぎを判断します。見方には「ファスト・ストキャスティクス」と「スロー・ストキャスティクス」の2種類があります。それぞれ見る線が違うので注意しましょう。
ファスト・ストキャスティクスは、%Kが%Dを上抜いたら「買い」のシグナルとなり、逆に下抜いた場合は「売り」のシグナルになります。
スロー・ストキャスティクスは、%DがSlow%Dを上抜いたら「買い」のシグナルとなり、逆に下抜いた場合は「売り」のシグナルになります。
サインの信頼度は、%Dが85%以上か15%以下のときにサインが出ると、信頼度が高いと言われています。
取引システムでは、SSTOCと表記されていますが、スロー・ストキャスティクスのことです。つまり、取引システムはファスト・ストキャスティクスを使うことができません。
MACD
MACDは、トレンド系で解説した指数平滑移動平均線(EMA)をもと計算されていて、トレンドの方向性や転換するタイミングを判断するのに役立ちます。MACDの線とシグナルの線の方向性や、離れ具合などから「買い」か「売り」かを予測します。
見方としては、MACDがシグナルを下から上抜いたら「買い」のサインで、上から下抜いたら「売り」のサインとして使います。このとき、2本の線のレベルが「買い」サインのあとに0%以上になると、強い上昇トレンドと判断できます。逆に、「売り」のサインが出た後に0%以下になると、強い下降トレンドとなります。
RCI
RCIは、過去の価格と日数に順位をつけて計算した値をもとに、買われすぎか売られすぎかを判断します。日々価格が上昇していくと100%に近づき、反対に下降していくと-100%に近づくのが特徴です。
見方としては、最大値の±100%に近づけば近づくほど、転換する可能性が高くなります。±100%に近いレベルから、RCIがシグナルを上抜くか下抜いたポイントが売買サインです。±80%を超えていると買われすぎ、もしくは売られすぎとされています。
トレンド判断にも使うことができ、マイナスから0%のラインを超えたポイントを上昇トレンドの転換点として判断します。逆の場合は下降トレンドの転換点です。
ワイルダーRSI
ワイルダーRSIは、一定期間の値動きをもとに、相場が行き過ぎているかどうかを判断します。70%以上だと買われすぎで、30%以下だと売られすぎとして、逆張りによく利用されています。
上田ハーローFXでは、ワイルダーRSIとされていますが、一般的なRSIと同じものです。
その他のテクニカル分析
上田ハーローFXでは、トレンド系やオシレーター系とは別に、「相関分析」を使用することが可能です。相関分析は、2つの通貨ペアで相関関係があるかどうかを、判断するのに使います。
体表的な通貨ペアでいうと、豪ドル/円とNZドル/円は相関関係が強く、同じような値動きをします。逆の場合は逆相関関係となり、片方が上がれば片方が下がるような関係が逆相関関係です。
たとえば、逆相関関係の強い通貨ペアを利用して、スワップポイントを稼ぐ手法があります。逆相関関係の強い通貨ペアを両方保有すれば、片方が下がってしまっても、もう片方が上がる可能性が高いのです。つまり、損失をカバーし合うことで、リスクを最小限に抑えながらスワップポイントを得ることができてしまいます。
しかしながら、相関関係が時期や社会情勢によって崩れることもあります。ほかのテクニカル分析にもいえますが、絶対不変なものではありません。過度に信頼するのは危険なので、あくまでも判断材料の1つとして考えましょう。
上田ハーローFXでは使えない一般的なインジケーターは?
初心者におすすめできて、よく使われる一般的なインジケーターは、以下のとおりです。
オススメ
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- 一目均衡表
- MACD
- RSI
- ストキャスティクス
上田ハーローFXでは、一般的によく使われるインジケーターは、すべて使えます。取引システムでも、上記のインジケーターは使えますが難点があります。取引システムでは、ポジションなどの画面に移動すると、初期状態に戻ってしまうので、使いづらいと感じるかもしれません。
UHチャートなら、設定保存機能があるので、常に同じ設定で表示することも可能です。フィボナッチなどの描画ツールや、アラーム機能もあるので、基本的にはUHチャートを使ったほうがいいでしょう。
初心者におすすめのインジケーターの特徴と使い方については、この記事で解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
上田ハーローFXで使えるインジケーターのまとめ
今回は上田ハーローFXで使えるインジケーターについて解説してきました。取引システムでは7種類のインジケーターしか使えませんが、「UHチャート」で32種類のインジケーターを使うことができます。
取引システムとUHチャートで使えるインジケーターは、それぞれ以下のとおりです。
取引システム | |
トレンド系 | オシレーター系 |
・移動平均線 ・一目均衡表 ・ボリンジャーバンド |
・移動平均/実線乖離率 ・SSTOC(スロー・ストキャスティクス) ・MACD ・RSI |
UHチャート | ||
トレンド系 | オシレーター系 | その他 |
・移動平均線 ・指数平滑移動平均線 ・一目均衡表 ・ボリンジャーバンド ・ピボットポイント ・線形回帰分析 ・ケルトナーチャネル ・多重移動平均線 ・エンベロープ ・パラボリック ・サポート&レジスタンス ・回帰トレンド ・HLバンド ・加重移動平均線 |
・移動平均/実線乖離率 ・ストキャスティクス ・MACD ・RCI ・ワイルダーRSI ・ボリンジャーバンド%b ・DMI ・ROC ・DPO ・モメンタム ・CCI ・アルーン ・ATR ・UOS ・ウィリアムズ%R ・Aroon-Oscillator ・%価格オシレーター |
・相関分析 |
インジケーターは、絶対に予測どおりになる必勝ツールのような、都合のいいものではありません。あくまでも過去のデータから、確率的に値動きを予想する判断材料の1つでしかないのです。
1つのインジケーターにこだわらずに、複数を組み合わせて分析し、売買ルールを試行錯誤して修正していくことが重要になります。継続して利益が出せないのであれば、どこかに原因があります。インジケーターを使った分析は、原因を探して改善していくことに非常に役立つはずです。
上田ハーローFXのデモトレードで、「UHチャート」は使えません。試すことはできませんが、口座開設費用と維持費用は無料なので、この機会に上田ハーローFXを検討してみてはいかがでしょうか。