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米国株の買い方!日本在住で買うにはどうしたらいい?

経済大国アメリカの企業に投資ができると人気の米国株式。ネット証券会社で気軽に取引ができるため、近年ますます米国株に投資する人が増えています。

でも外国の株は危なくないの?日本円では買えないんでしょ?と思っていませんか?実は米国株は日本円でも買うことができ、日本株と比べてもリスクが高いわけではありません。

この記事では、米国株にも挑戦してみたい!と考えている人向けに、米国株式を日本で買う方法をわかりやすく解説します。

米国株と日本株の違い

米国株式は取引が行われる市場も、税金の仕組みも日本株式とは違います。日本株式の取引に慣れていると、思わぬミスで損をすることも。特に注意が必要なのは、米国株式の取引時間帯と税金です。ここでは、特に押さえておきたい米国株と日本株の違いについて解説します。

米国株式の取引市場と取引時間

米国株式を取引する市場はアメリカにあります。そのため、米国株市場の取引時間は日本時間ではなく、アメリカ時間です。

米国株式の市場には、ニューヨーク証券取引所(NYSE)とナスダック(NDAQ)の2つがあります。どちらもどこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか?

2つの市場が開いている時間は、日本時間の23時30分から翌朝の6時。日本の株式市場のような休憩時間はありません。また、3月の第2日曜日から11月の第1日曜日はサマータイムと言って、日本時間の22時30分から翌朝5時が開場時間となります。

さらに米国市場には開場時間の前と後に、それぞれプレマーケットとアフターマーケットがあります。プレマーケットは日本時間の22時から23時30分、アフターマーケットは6時から10時の4時間です。そのため日本で米国株式を直接取引できるのは、22時から翌朝10時までとなります。リアルタイムでの取引ではなく、注文を入れるだけならその他の時間帯に行うことも可能です。

通常:23時30分〜翌朝6時

サマータイム(3月第2日曜日〜11月第1日曜日):22時30分〜翌朝5時

プレマーケット:22時〜23時30分

アフターマーケット:朝6時〜10時

米国株を買うときの通貨

日本で日本株式を取引するときは、日本円で売買します。一方、米国株式を日本で取引するときは、日本円だけでなく米ドルで買うことができます。米ドルで取引するには、銀行や証券会社で為替取引をして、日本円を米ドルに替える必要があります。このときに、為替手数料がかかることに注意しましょう。

米国株は日本円でも買うことができますが、この場合は一度証券会社で日本円を米ドルに替えてから買うという仕組みです。そのため、自分で米ドルを用意するよりも手数料が高くなります。また米国株を売ったときの利益や分配金(日本株で言う配当金)は、日本円ではなく米ドルとして証券口座に入金されることを覚えておきましょう。

米国株式を日本で取引するときの税金

日本株式で得た利益には、20.315%の税金がかかります。その内訳は所得税15.315%と、住民税5%です。一方、米国株式で得た利益(配当金)にも税金がかかります。まず日本で取引を行うので、日本株と同様に20.315%の税金が、そしてアメリカの税金10%も上乗せされます。つまり、日本とアメリカで二重に課税されているのです。これを二重課税と言います。

二重課税で余分に徴収された税金は、確定申告で還付される可能性があります。特別口座(源泉徴収あり)の場合は、確定申告をする必要はありません。

NISA口座は日本の税金が非課税になる制度なので、アメリカの税金10%だけが引かれます。特別口座(源泉徴収なし)で取引を行った場合、利益が20万円以下のときに確定申告をしないと二重に課税されたままになります。ただし確定申告をすることで、二重課税分が満額戻って来るわけではないことに注意しましょう。

米国株式の取引準備

米国株式を取引したい場合は準備が必要です。準備と言っても複雑なものではなく、たった2つだけ。外国株式が取引できる口座の開設と、資金の調達です。

ここでは、米国株式を取引するときに必要な準備について解説します。

【米国株の取引準備①】口座開設

米国株式の取引をするためには、証券口座が必要です。証券口座の開設をし、場合によっては外国株式口座の設定をしましょう。ネット証券では、証券口座の開設がネット上で簡単に行えます。

口座を開設するときに注意をしたいのは、証券会社の米国株銘柄の取り扱い数です。証券会社によっては、取り扱っている米国株の個別銘柄数が少ないことがあります。証券口座を開設する前に、自分が買いたいと考えている銘柄を扱っているかを確認しましょう。

【米国株の取引準備②】資金の準備

米国株を買うときは、日本円で買うか米ドルで買うかを選ぶことができます。日本円で買うことを円貨決済、米ドルで買うことを外貨決済と言います。
円貨決済は、証券会社が投資家から預かった日本円を、独自の為替レートで米ドルに替えて米国株を買付けます。そのため、手数料が高く、為替取引をするタイミングを自分で決めることができないというデメリットがあります。

一方、外貨決済は自分自身で日本円を米ドルに替える必要があります。しかし替えるタイミングを自分で決めることができるため、円高(円の価値が高くなり1ドルを安く買える)のタイミングを狙って米ドルに替えることができます。また、為替手数料も円貨決済よりも安いことがメリットです。

米国株の買い方

米国株と日本株の違いを理解し米国株式の取引準備が整ったら、実際に米国株を買ってみましょう。ここでは、米国株式の買い方を説明します。

【米国株の買い方①】銘柄の探し方

日本株は4桁の数字で銘柄を識別していますが、米国株はティッカーと呼ばれるアルファベットで各銘柄を識別しています。例えば、Apple(アップル)は【AAPL】、マクドナルドは【MCD】、Amazon(アマゾン)は【AMZN】という表記です。

証券会社の「外国株式」ページの検索欄に、ティッカーやキーワードを入力して探します。取り扱い銘柄の多い証券会社では、有名企業だけでなく日本ではあまり耳にしないような中小企業も取り扱っています。銘柄選びに困ったら、四季報の米国株版などを参考にしてみましょう。

【米国株の買い方②】注文の仕方

欲しい米国株の銘柄ページにアクセスしたら、現在の株価やチャートなど必要な情報を確認しましょう。リアルタイムで取引をする場合は、日本株と違って板が表示されませんので注意が必要です。「買付」ボタンを押すと、「株数」「価格」「注文期間」「決済方法」「口座」を入力する画面に切り替わります。

株数

日本株は通常100株単位で売買をします。しかし、米国株は1株からの取引が可能です。ですので、日本株よりも少ない資金で投資を始めることができます。ただし、手数料は1回の取引ごとにかかりますので注意してください。

価格

「指値」「成行」の仕組みは日本株を売買するときと同じです。しかし「逆指値」については、証券会社によって米国株の逆指値注文ができないこともあります。逆指値注文ができる証券会社は、以下のとおりです。

  • マネックス証券
  • SBI証券

成行注文以外の注文価格は、全て米ドルで入力します。決済方法が円貨決済でも、円ではなくドルで価格を入れます。

注文期間

指値注文をすると、注文期間を指定できます。こちらも日本株を取引時するときと同じです。

注意したいのは、日本時間の注文期間かアメリカの現地時間かです。証券会社により異なりますので、注文前に確認すると良いでしょう。

決済方法

先に説明した「円貨決済」か「外貨決済」かを選択します。ここで外貨決済を選ぶ場合は、証券口座に米ドルの残高があることが条件です。

円貨決済では、注文価格と各種手数料を足した分の日本円残高が口座にあれば買付できます。注文価格よりも多めに残高が必要な点に注意しましょう。

口座

「一般口座」「特定口座」「NISA口座」のうち使用したい口座を選択します。米国株の取引に「NISA口座」を使えない証券会社もあります。以下がNISA口座で米国株を買える大手証券会社です。

  • マネックス証券
  • SBI証券
  • 楽天証券

【米国株の買い方③】取得日

米国株は約定しても、すぐに取得できるわけではありません。日本株でも約定から取得に数日かかりますが、米国株はそれ以上に時間がかかることがあります。

時差で市場の開場時間が日本とずれていたり、証券会社の手続きに時間がかかったりするためです。取得期間については、各証券会社で確認してください。

米国株の買い方 まとめ

この記事では、米国株の基礎知識と買い方について解説しました。
アメリカの市場は「ニューヨーク証券取引所」と「ナスダック」の2つ。市場が開いている時間は以下のとおりです。

【アメリカの取引時間(日本時間)】

通常:23時30分〜翌朝6時

サマータイム(3月第2日曜日〜11月第1日曜日):22時30分〜翌朝5時

プレマーケット:22時〜23時30分

アフターマーケット:朝6時〜10時

日本の証券会社では、この時間以外でも注文を入れることは可能です。

米国株を買い付ける前の準備は、証券口座(場合によっては外国株式口座)の開設と資金の調達です。米ドルで買い付けたい場合は、あらかじめ銀行や証券会社の為替取引で必要な資金を日本円から米ドルに替えておきましょう。ネット銀行での為替取引が手数料も安く、簡単にできておすすめです。

米国株の買い方は、難しくはありません。日本株と同じように銘柄の選定し、買い注文を入れて約定・取得という流れです。

注文画面は日本株の買付時と少し違うので戸惑うかもしれません。注文は全て米ドルでの入力です。円貨決済を選ぶと、証券会社側で円をドルに替えて買い付けてくれます。しかし利益や分配金は、米ドルで口座に入金されますので留意しましょう。

ネット証券を使えば、日本に居ても米国株を買うことができます。手順も難しくなく、円貨決済を選べば自分で為替取引をする必要もないので、投資初心者でも簡単に取引ができます。

 

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