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投資信託で大損してしまうのはどんなケース?

投資の初心者でも始めやすいと言われている投資信託。少ない金額から始めることができ、専門家が運用してくれるため、個別銘柄に投資をするよりもリスクを減らすことができます。

しかし、初心者向けの投資信託でも、大損してしまうケースがあることをご存じでしょうか?

この記事では、知っておかないと大損する投資信託の真実を解説します。大損をしないために、どのように投資信託を買えば良いかも解説していますので、参考にしてみてくださいね。

投資信託で大損するケース

まずは、具体的にどのようなケースだと、投資信託で大損してしまうのかを見ていきましょう。

大損するケース1.一度に全資金で投資信託を買ってしまう

投資初心者にありがちなのが、投資資金で一度に投資信託を買ってしまうケースです。

投資に使えるお金があると、すぐにでも投資信託を買いたい気持ちはわかります。でも実は、一度に全資金で投資信託を買うことは非常に危険な行為で、大損をしてしまう可能性があります。

投資信託の基準価格は毎日変動します。例えば投資信託の基準価額が10000円のときに、投資資金100万円で一度に全額買付したとしましょう。しかし、翌日にはその投資信託が5000円に値下がりしたとします。つまり、100万円分の投資信託が翌日にはいきなり50万円に減ってしまったことになるのです。

別のパターンとして、10000円の投資信託を50万円分買付し、翌日に5000円に値下がりしたとします。50万円が25万円になってしましました。
ですがまだ資金は50万円残っていますので、5000円の投資信託を残りの資金50万円分買付ました。すると、1日目に買った分25万円+2日目に買った分50万円=75万円となります。25万円の損失にはなるものの、1度に全資産分で投資信託を買ったときよりも損失額は小さくなります。

大損するケース2.コストの高い投資信託を買ってしまう

投資信託は、お金を預けてその資金で投資の専門家が資産運用をして利益を上げてくれる仕組みです。そのため、運用にかかる信託報酬という費用が必要になります。もう少し細かく言えば、信託報酬などの維持手数料の他にも、投資信託を売買するときの手数料も必要です。

これらのコストが高い投資信託を買ってしまうと、投資信託の利益が目減りする原因となります。保有している投資信託に損失が出ている状態で売却してしまうと、このコストも含めて大損となることもあるのです。信託報酬は毎年支払う(投資信託の基準価格から自動的に引かれる)ものなので、コストばかりかかって利益がでないことは本末転倒になりえません。

大損するケース3.投資信託を短期で売買してしまう

投資信託の基本は長期保有です。個別株式銘柄のように、株価が上がったら売って利益を得る、という運用には向きません。そもそも多くの銘柄が含まれた投資信託では、価格が短期間で上昇することはないでしょう。それなのに投資信託を短期間で売ってしまうと、売買手数料により、大損してしまう可能性があります。

大損するケース4.リスクの高いファンドに集中して投資してしまう

投資信託は一般的に、個別株式投資と比べてリスクは低いとされています。
それは、投資の専門家に運用を任せているのと、市場指標を目標に運用しているためです。ただし、だからといって、リスクがないわけではありません

投資信託の中でも、リスクの高いレバレッジ型(ブル)やインバース(ベア)型があります。このレバレッジ型やインバース型の投資信託は、通常の投資信託と比べて2倍3倍の利益が得られる可能性があります。ですが、その分2倍3倍の損失を被るリスクがあることも覚えておかなくてはなりません。

投資信託で大損しないためには

前項では、投資信託で大損をしてしまうケースをご紹介しました。とは言え、投資信託は投資初心者でも投資のしやすい商品であることに変わりはありません。

ここでは、投資信託で大損をしないために注意したいことを解説します。

投資信託は少額を複数回に分けて買う

投資用の資金で一度に投資信託を買うリスクは、先に説明したとおりです。一度の購入額が大きくなればなるほど、投資信託の価格が下落したときに大損する可能性が大きくなります。

投資信託を買うときは、少額を複数回に分けて買い付けるようにします。投資用語で、これをドルコスト平均法と言います。
例えば、投資資金が100万円あるのなら、毎月5万円ずつを20カ月かけて投資信託を積み立てるイメージです。よりリスクを避けたいのであれば、毎日1600円ずつ買い付けるというように、少額を時間をかけて買うことをおすすめします。あなたが投資できる資金に応じて、積立のプランを立ててみましょう。

また、証券会社によっては積立設定をすることで、自分で設定した金額と日付で自動的に買付をしてくれる機能もあります。ぜひ活用してみてください。

コストの低い投資信託を選ぶ

投資信託を選ぶときには、できるだけコストの低い投資信託を選びましょう。コストが低いからと言って、運用に手を抜いているという訳ではありませんので、安心してくださいね。事実、コストの低い投資信託が人気です。

投資信託のコストは、大きくわけて2つ。売買するときに必要になる手数料投資信託を運用する際にかかる信託報酬です。ノーロードと言って、投資信託を買うとき、もしくは売却するときの手数料が無料の投資信託も多くあります。積立をする場合は、ノーロードの投資信託を選ぶと良いでしょう。

また、運用にかかる信託報酬は1.5%前後までの投資信託が人気です。2%を超えるとコストがかかりすぎていると言えるでしょう。最近は信託報酬が0.5%を切る投資信託も増え、特に人気の投資信託では信託報酬が値下げされる傾向にあります。

コストで大損したくなければ、信託報酬が1%以下のノーロード投資信託を選ぶと、間違いないでしょう

NISAを利用する

通常、投資信託を売却すると、売却益(取得単価と売却価格の差額)に対して20.315%の税金がかかります。
しかし、NISA口座で売却して得られた利益には、税金がかかりません。税金分の利益を損することのないように、NISA口座も有効に利用していきましょう。

投資信託は長期保有を基本とする

投資信託を短期で売却してしまうと、その手数料などで大損してしまうことがあります。投資信託は長期保有・積立が基本と言うことを覚えておきましょう。

例えば、保有している投資信託の基準価額が暴落して50万円の含み損が出たとします。ここで焦って売却してしまうと、50万円の損失が確定してしまいます。
しかし、「長期保有だから」と我慢してそのまま持ち続ければ、じわりじわりと回復して1年後には50万円の含み損がなくなり、2年後には20万円の含み益にという可能性もあります。

個別株式投資と違って、複数の資産に投資をしている投資信託では価格が下がり続けることはなく、相場に合わせて回復するのです。

リスクの低い投資信託を選ぶ

投資信託はリスクの低い投資と言われています。しかし、レバレッジ(ブル)型やインバース(ベア)型投資信託など、リスクが高い商品があるのも事実です。ですので、最初はリスクの低い投資信託を選びましょう。

リスクの低い投資信託とは、集中投資をしていない投資信託のことです。S&P500(米国の大型株500社)を指標とした投資信託が人気ですが、これはアメリカ1カ国への集中投資とも言えます。万が一アメリカの企業が一斉に倒産するような出来事(リーマンショックなどが良い例)があった場合は、投資信託で大損する可能性があります。

リスクを下げたいのなら、なるべく多くの地域と資産をカバーできる投資信託を選ぶのも一つの手です。例えば、アメリカ、日本、欧州、新興国のそれぞれの株式と債券に投資できるような投資信託を買うのも良いでしょう。どの投資信託を選べば良いかわからなければ、全世界株式(オールカントリー)やバランス型の投資信託も用意されています。

もちろん、レバレッジ型やインバース型の投資信託に投資することは、悪いことではありません。リスクが高い分、リターンも大きくなるからです。ただし、リスクの高い投資信託を買うのは、投資に慣れてから、そして1つの投資信託に集中して投資することのないようにしましょう。

投資信託で大損してしまうケース まとめ

投資信託は個別株式への投資よりもリスクは低いですが、選び方や買い方によっては紹介したように大損してしまうこともあるので注意が必要です。

投資信託を買うときは以下のポイントに気を付けて、大損しないように運用しましょう。

・少額を複数回に分けて買う
・信託報酬は高くても1.5%前後の投資信託を選ぶ
・長期保有を基本とする
・リスクの低い投資信託、あるいはリスク分散して投資する

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